犬の認知症は何歳から?原因・初期症状と予防法

犬の認知症は何歳から?原因・初期症状と予防法

犬の認知症は何歳から

犬の認知症は10〜13歳頃から発症することが多く、それ以降は年齢を重ねるごとに増加する傾向があります。認知症になった場合、完治は難しいですが、早期発見と早期治療により進行を遅らせることが可能だと考えられています。犬の認知症は、放置すると日常生活に支障をきたすケースも多く、犬にとっても飼い主にとっても負担が大きくなるため、初期症状を見落とさないようにしましょう。

認知症になりやすいといわれる犬種

洋犬と比べて日本犬の方が認知症になりやすいといわれていますが、犬の高齢化が進んだこともあり、どの犬種でも発症する可能性があります。大型犬は加齢スピードが早いため、認知症になる年齢が小型犬と比べて若い傾向です。また、日本犬は認知症になった際、症状が強く出るケースが多いといわれています。

犬の認知症の原因と初期症状チェック

残念ながら、犬の認知症の原因はハッキリと解明されておらず、根本的な治療法もまだ見つかっていません。早期発見・早期治療のためにも、初期の段階で対応できるよう、愛犬の様子を日頃からチェックしましょう。

犬の認知症・初期症状チェック

  • 名前を読んでも反応しない
  • できていたしつけや行動ができなくなった
  • 夜眠らなくなった
  • 方向転換ができない
  • 排泄の失敗が増えた
  • 散歩で迷う、家がわからなくなる

これらの症状が見られたら、認知症の初期症状を疑いましょう。ただし気をつけたいのは、これらの原因が認知症ではない場合も多いことです。

例えば、名前を呼んでも反応しなかったり、「おすわり」などができなくなったりするケースを考えて見ましょう。認知機能の低下の他、耳が遠くなった、視力が落ちたなど、身体的な問題である可能性もあります。

また、夜眠らなくなった原因も体の痛みによるものかもしれませんし、排泄の失敗は筋力の衰えや病気が原因の可能性もあります。認知機能ではなく体の機能の衰えによる変化であっても認知症の行動とよく似ているため、飼い主では見極めが難しいでしょう。

これらの症状が見られるようになったら、自己判断せず動物病院を受診しましょう。ただし、犬の認知症はまだ理解が進んでいない分野でもあります。「歳だから仕方ない」と治療を行われないケースもまだ多くあるため、不安な場合はセカンドオピニオンを選択し、老犬や認知症に詳しい獣医師に相談するようにしてください。

犬の認知症・予防対策

犬の認知症を完全に防ぐ方法はありませんが、予防効果を期待できる対策はあります。小・中型犬で10歳、大型犬では8歳頃からは、認知症の予防対策をはじめるとよいでしょう。

頭をつかった遊びをする

愛犬が頭をつかって楽しめる遊びは、脳が活性化されるため認知症予防に効果的です。

■おすすめの脳トレ遊び

  • おやつを隠して探させる「宝探し」
  • おやつを入れて遊ぶ「知育玩具」
  • 飼い主さんが隠れて愛犬に探させる「かくれんぼ」
  • 両手におやつを隠して当てさせる「どっちに入っている?」ゲーム

日常生活に刺激を与える

単調すぎる生活は、認知症になるリスクがあります。散歩コースを変えたり、横道に入ったりなど、変化をつけると脳への刺激になり効果的です。食事も同じ時間に同じごはんではなく、時間を少しずらす、食事を知育玩具で与えるなど、単調になりすぎないよう工夫して過ごしましょう。

運動

認知症には関係ないと感じるかもしれませんが、動ける体をキープすることも認知症の予防の重要なポイントです。体が動かしにくくなると、散歩や遊びを嫌がったり、一日中寝てばかりになったりして、刺激を受ける機会がグッと少なくなってしまうためです。

歳をとったからといって、歩きやすい道ばかりを散歩コースにするのではなく、段差や坂道など散歩コースに取り入れて、筋力をしっかり使えるようにしましょう。

愛犬への声かけをする

愛犬の名前を呼んだり、声かけしたり、話しかけたりしましょう。脳への刺激にもなり、飼い主さんとの絆も深まります。また、愛犬の反応の変化にも気づきやすくなるため、認知症だけでなく、病気や怪我など、すべての早期発見につながります。

日光浴をする

留守番の長い犬は、日中に寝ている時間が長くなり、体内時計がズレてしまうことがあります。眠る直前まで蛍光灯の明るい部屋で過ごすのではなく、暗めの照明でリラックスできる時間をつくってあげてください。朝は、散歩や日向ぼっこなどでしっかり太陽光を浴びて、体内時計をリセットさせましょう。

DHA・EPAを摂取する

人間と同じく犬にとっても、DHAやEPAは認知症予防効果が期待できると考えられています。継続的に摂取する必要があるため、DHAやEPAを配合したドッグフードや犬用サプリメントを取り入れるのがおすすめです。

良質なEPAをサプリメントで

NUTREATSは、100%天然のモエギイガイオイルを豊富に配合した犬用サプリメントです。モエギイガイには、オメガ3脂肪酸(EPA)が豊富に含まれています。

熱に弱く酸化しやすいオメガ3脂肪酸を壊さずに抽出する独自の製造方法により、30種類以上の必須脂肪酸を高度に精製し、食品グレードの工場で、HACCPおよびGMP基準(国際的な製造品質管理基準)の厳しい規制に従って製造されています。もちろん、防腐剤、増量剤、添加物、香料、着色料は一切使用していません。

認知症予防にサプリメントを取り入れるなら、適量を毎日継続して摂取できるサプリメントがおすすめです。愛犬がいくつになっても生き生きとした毎日を過ごせるように、オメガ3脂肪酸(EPA)でサポートしましょう。

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