犬の乾燥肌を防ぐには?原因と注意点、保湿ケアのポイントを徹底解説
犬の角質層は、人間の1/3から1/5程度しかないと言われています。そのため、犬の皮膚はとてもデリケート。特に湿度が低くなる冬は皮膚が乾燥しやすく、犬の皮膚トラブルがおきやすい季節です。
犬の乾燥肌が引き起こす主な症状
フケ・かゆみ
犬の皮膚も乾燥すると水分が不足し、カサカサになってフケやかゆみが出やすくなります。乾燥によって皮膚のバリア機能が低下すると刺激に敏感になりやすく、わずかな刺激でも皮膚トラブルが生じる可能性があります。
掻き傷による皮膚トラブル
かゆみのある部分を犬が引っ掻いたり噛んだりすると、赤みや出血など皮膚にダメージを与えてしまいます。さらに、犬が掻き壊した傷口が原因で、皮膚の炎症などが悪化する可能性も。
毛玉や切れ毛などの被毛トラブル
乾燥によって被毛が絡まりやすくなり、毛玉や切れ毛などのトラブルが引き起こされることがあります。
また、絡んだ被毛を無理にブラッシングすることで、皮膚に負担がかかり、皮膚へダメージを与えてしまいます。
乾燥しやすい部位
犬のお腹や足の付け根など、被毛で覆われていない部分は空気に触れやすく乾燥しやすい部位です。こまめに皮膚の状態をチェックしてあげましょう。
また、肉球は散歩で直接地面に触れるため、外部からの刺激を受けやすく、乾燥が進むとひび割れたり硬くなったりすることがあります。
犬の皮膚が乾燥する主な理由とは?
犬の皮膚が乾燥するのは、どのような原因があるのでしょう。飼い主ができる対策とともに解説します。
1. シャンプー
犬のシャンプーの理想の頻度は、月に1〜2回程度です。必要以上にシャンプーをすると、皮膚を保護するために必要な皮脂まで洗い流してしまうので、適度な頻度を守りましょう。
また、使用するシャンプーやコンディショナーを、保湿成分が入ったものにするのもおすすめです。シャンプー後に使用するタイプの犬用保湿剤や、日常使いできる保湿スプレーもあります。生活に合わせて、上手に使い分けるといいでしょう。
どうしても汚れやニオイが気になる場合には、シャンプーを使わずにシャワーで流すだけにしたり、犬用のシャンプーシートで拭いたりなどの対策で、皮膚への負担を減らしましょう。
2. 空気の乾燥
冬は空気が乾燥し、皮膚の乾燥を引き起こしやすくなります。特に室内は、エアコンなど暖房器具の影響で湿度が下がりがちです。
1日の中でも多くの時間を過ごす室内だからこそ、適度な湿度を保ち乾燥から守ることが大切です。犬にとって、理想の湿度は50%前後。湿度を測る時は、犬が生活する低めの高さで測るのがポイントです。
犬種や個体差によって快適な湿度は異なるため、愛犬の様子をよく観察し、理想の湿度を見つけましょう。
また、乾燥させないようにと、加湿しすぎるのは逆効果です。湿度が65%を超えると、菌が繁殖しやすくなります。
免疫力の落ちた犬やアレルギーのある犬などは、皮膚の炎症につながるおそれがあります。特に目や口の周りや耳の中、お腹や股部分などが炎症をおこしやすい部位です。ケアする際にチェックするのを習慣にすると良いでしょう。
3. 犬服やベッドなどの素材
犬の皮膚が直接触れる犬服や、犬が長時間過ごすベッドやマットで皮膚がこすれ、皮膚トラブルや乾燥の原因になることもあります。犬服やベッド・マットなどは、皮膚に優しい綿などの天然素材のものを選びましょう。
摩擦をできるだけ減らすには、犬服の形状も大切です。特に皮膚の弱い犬やアトピー体質の犬、免疫力の落ちたシニア犬などは、できる限り着用時に刺激のないデザインの服を選びましょう。
縫い目が肌に直接触れないものや、カバーオールなど全身をカバーするものがおすすめです。特にカバーオールは、引っ掻き傷対策としても有効です。
4. 栄養の偏り
犬の身体は、食べたものでできています。食事は犬の健康を健やかな状態に保つために、とても大切です。
栄養が不足していたり、バランスが崩れていると、犬の皮膚が乾燥しやすくなったり、その他の健康トラブルにつながったりする恐れがあります。栄養バランスを考えた食事を心がけましょう。
食事で乾燥肌対策をしよう
犬も人間と同じく、偏った栄養のバランスは皮膚への影響があります。乾燥肌に良い食材を取り入れ、バランス良い食事を心がけましょう。
水分補給も大切
皮膚の保湿のためには、適度な水分補給が欠かせません。大切な栄養素を、体の隅々まで運ぶためにも、水分補給は重要です。
水をあまり飲みたがらない犬の場合は、肉の茹で汁やヤギミルク、無糖ヨーグルトを少量といた水などを与えてみるもの良いでしょう。
食事のメインがドライフードの犬は、ウェットフードに切り替えると摂取水分量が上がります。
乾燥肌対策に効果的な成分とおすすめ食材
タンパク質
犬の健康に欠かせない栄養素であるタンパク質は、被毛や皮膚をベストな状態に保つためにも重要な栄養素です。
大豆などの植物性タンパクでも良いですが、犬が栄養を吸収しやすい動物性タンパク質がおすすめです。
良質な油
犬の乾燥肌対策に効果が期待できるのが、油分です。おすすめは、オメガ3系脂肪酸を含む魚油やえごま油、亜麻仁油などを、ドッグフードに少量トッピングする方法。もし愛犬がニオイを気にして食べないようなら、サプリメントなどで補うと良いでしょう。
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