猫の関節と腎臓、実は関係がある?知っておきたいシニア猫の病気との関連性

猫の関節と腎臓、実は関係がある?知っておきたいシニア猫の病気との関連性

「歳をとったら足腰が弱るのは仕方ない…」そう思っていませんか? 実は、関節の不調は腎臓病とも密接につながっており、シニア猫の健康寿命を大きく左右します。

この記事では、シニア猫に多い関節と腎臓の問題、それぞれのサインや早期発見のポイント、日常でできるケア方法をわかりやすく解説します。

シニア猫の関節と腎臓における密接な関係

一見すると別々の問題に思える「関節」と「腎臓」ですが、実は体の中では深く関わっています。愛猫の健康寿命を考えるとき、この関係性を理解することがとても大切です。

多くのシニア猫は、人間と同じように変形性関節症を抱えやすくなります。関節が痛むと動くのを避け、水を飲みに行くといった日常の行動さえ控えるようになることも。

その結果、水分摂取量が減り、慢性的な脱水状態に。体内の水分が不足すると血液が濃くなり、老廃物をろ過する腎臓に大きな負担がかってしまうのです。すでに加齢で機能が低下している腎臓にとって、この負担は深刻で、慢性腎臓病の発症や進行を早めるリスクとなります。

つまり「関節の痛み」→「水分不足」→「腎臓への負担」という負の連鎖が、シニア猫の体に起こり得るのです。

愛猫を守るために知っておきたい早期発見のサイン

猫は本能的に痛みや不調を隠すのが上手です。そのため、飼い主さんが「おかしい」と気づいた時には、すでに病気が進行していることも少なくありません。

だからこそ、日常の中で見せる小さな変化を見逃さないことが大切です。

腎臓病のサイン:行動や体調の変化

  • 水をたくさん飲み、おしっこも増える(多飲多尿)
  • 食欲はあるのに体重が減る
  • または食欲自体が落ちる
  • 吐く回数が増える
  • 口臭がアンモニア臭っぽくなる
  • 元気がなく寝てばかりいる
  • 毛づやが悪くなる

関節炎のサイン:動きの変化

  • ソファやベッドに飛び乗るのをためらう
  • ジャンプに失敗する
  • 階段の上り下りを嫌がる
  • 爪とぎをしなくなる
  • 毛づくろいの回数が減る
  • 背中や腰の毛がボサボサになる
  • トイレの縁をまたぐのがつらく、粗相してしまう
  • 抱っこや体に触れられるのを嫌がる

最も重要なのは獣医師との連携と定期健診

気になるサインを見つけた時に飼い主さんだけで判断するのは危険です。必ずかかりつけの獣医師に相談し、診察の際には気づいた変化をメモして伝えましょう。

シニア猫は少なくとも半年に一度の定期健診が推奨されます。血液検査や尿検査による腎臓チェックや、触診やレントゲン検査での関節チェックを行うことで、症状が出る前の段階で病気を発見できる可能性が高まります。獣医師と二人三脚で、愛猫の健康を守りましょう。

今日からできる!関節と腎臓をいたわる日常ケア

病気の早期発見はもちろん大切ですが、同時に毎日の暮らしを整えることも重要です。関節と腎臓は互いに影響し合うため、どちらか一方だけでなく両方を意識したケアが欠かせません。

小さな工夫の積み重ねで愛猫の負担を減らし、快適なシニアライフをサポートしましょう。

生活環境の改善:体への負担を減らし快適に

  • 高い場所へ登りやすいようにステップやスロープを設置する
  • 滑りやすい床にはマットやカーペットを敷く
  • 縁が低いトイレに替えて出入りを楽にする
  • ベッド・トイレ・水飲み場を一部屋にまとめて移動を減らす

水分補給を促す工夫:飲水量を増やす工夫

  • 家の複数箇所に水飲み場を設置する
  • 器の素材や形を変えてみる(陶器・ガラス・ステンレスなど)
  • 流水を好む猫には循環式給水器を導入する
  • ドライフードにウェットフードを混ぜる、ぬるま湯でふやかす

食事管理の基本:腎臓と関節に配慮したフード選び

シニア猫にとって食事は健康維持の大切な要素です。腎臓に配慮する場合は、一般的にリンの含有量が調整されたフードが推奨されます。関節の健康サポートには、グルコサミンやコンドロイチン、オメガ3脂肪酸などを含むフードが良いとされています。

さらに、不足しやすい栄養素をサプリメントで補うのも一つの方法です。毎日のフードと組み合わせて取り入れることで、よりバランスの良いケアにつながります。

最適なフードは猫によって異なります。特に療法食は、必ず獣医師の診断・指導のもとで選び、自己判断での切り替えは避けましょう。

◆猫の関節を守る体重管理についてはこちらの記事へ◆
猫の肥満による健康リスクと予防のポイント|肥満度チェックつき

シニア猫の健康管理でよくあるご質問(FAQ)

Q. 猫は何歳から「シニア」と呼ばれるのですか?

A. 個体差はありますが、一般的に猫は7歳頃から中年期、11歳頃から高齢期に入るとされています。15歳以上は老齢期と呼ばれることもあります。11歳を過ぎたら、より一層健康状態に注意を払うことが大切です。

Q. 関節ケアのサプリメントだけで関節炎は良くなりますか?

A. グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントは、関節の健康維持をサポートし、痛みを和らげる効果が期待できますが、それだけで関節炎が治るわけではありません。サプリメントは、獣医師による適切な治療(消炎鎮痛剤など)、体重管理、環境改善などと組み合わせることで、より効果を発揮します。使用する際は、必ず獣医師に相談してください。

Q. 猫の慢性腎臓病は治りますか?

A. 残念ながら、一度失われた腎臓の機能が元に戻ることはなく、慢性腎臓病を完治させることはできません。しかし、早期に発見し、食事療法や投薬、輸液などの適切な治療を続けることで、病気の進行を穏やかにし、猫のQOL(生活の質)を維持しながら、より長く穏やかな時間を過ごすことは十分に可能です。

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