シニア猫に増える関節の不調|見逃しがちなサインと日常でできるケア

シニア猫に増える関節の不調|見逃しがちなサインと日常でできるケア

年齢を重ねた愛猫が、ジャンプしなくなったり、寝てばかりいたり。そんなちょっとした変化に、「歳のせいかな?」と感じることはありませんか?

実はそれ、関節に負担がかかっているサインかもしれません。この記事では、関節の変化に気づくポイントや、予防・ケアの方法をわかりやすく紹介します。

関節のトラブルはシニア猫に多い?

猫も人と同じように、年齢を重ねると関節の動きが硬くなったり、軟骨がすり減って炎症が起きたりといった変化が見られるようになります。

特に、猫は10歳を過ぎた頃から関節の負担が表れやすくなり、12歳を超えると多くの猫が関節に関するトラブルを抱えているといわれています。

近年の研究では、12歳以上の猫の約90%に、関節に変形性関節症(OA)の兆候が見られたというデータもあります(Lascellesら 2010年)。

このように、シニア期に入った猫にとって、関節の変化はとても身近なものです。

その一方、猫は痛みを隠す生き物のため、関節のトラブルが進行しても我慢してしまうことが多いのが特徴です。そのため、飼い主が気づいたときには症状がかなり進行してしまっていることも。

だからこそ、少しの変化でも見逃さず早めに気づいてケアを始めることが、シニア期の生活の質を守るカギになります。

こんなサインに気づいてあげて

関節のトラブルにいち早く気づくためには、日常の小さな変化を見逃さないことが大切です。

たとえば、「以前はキャットタワーの上段まで軽々とジャンプしていたのに、最近は下の段で止まってしまうお気に入りの窓辺に登らなくなった」といった行動は、着地や踏ん張りに不安を感じているのかもしれません。

「歩き方がぎこちない」「お尻を振るように歩く」といった変化も、関節に負担がかかっているサインです。 関節に炎症や痛みがあると、足をまっすぐに伸ばして踏み出す動きがぎこちなくなったり、歩行時に後肢の左右バランスを取るために腰を振るような動きが見られることがあります。

体をひねったり足を上げたりする動作がしづらくなると、毛づくろいや爪とぎをしなくなることもあります。

これらのサインが見られたときは、様子を見るのではなく、早めに動物病院に相談してみましょう。症状が軽いうちに対応することで、猫の負担を減らすことができます。

こんなときは早めに動物病院へ

関節に負担がかかっていても、猫はじっと我慢してしまうことがあります。 もしも以下のような様子が見られたら、できるだけ早めに動物病院へ相談してください。

  • 歩き方が急に変わった
  • 足を引きずる
  • 触れられるのを嫌がる・うなる
  • 階段やジャンプを極端に避ける
  • トイレを失敗する
  • 抱っこをいやがる
  • 元気や食欲がない

「なんだかいつもと違うかも」と感じたときは、病院で一度チェックしてもらうのが安心です。ほんの小さな変化でも、早期発見・早期ケアのきっかけになります。

関節トラブルの予防とケア方法

関節への負担を減らすためには、日常の環境を少し見直すことが大切です。

室内環境を整える

キャットタワーやお気に入りの窓辺など、高低差のある場所に無理なく登れるように、ステップなどを設置してあげましょう。

床が滑りやすい場合は、マットやカーペットを敷くのも効果的です。ジャンプや着地のときの衝撃をやわらげ、関節への負担を軽減してくれます。

体が冷えないようにする

冷えは関節のこわばりを悪化させる原因になるため、あたたかい寝床を用意してあげましょう。冬場だけでなく、夏でもエアコンで室内が冷えてしまっていることもあります。

肥満にならないようにする

体重管理も忘れてはいけないケアのひとつです。体重の重さで、関節にかかる負担が増してしまいます。もし、肥満体重になってしまっている場合は、獣医師の指導のもとダイエットを行いましょう。

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内側からのケアとして、グルコサミンやコンドロイチンなどの関節サポート成分を含むフードやサプリメントを取り入れるのもおすすめです。

最近では、関節トラブルのある猫に対して、治療と併用してサプリメントを取り入れている動物病院も増えています。今はまだ目立った症状が出ていない場合でも、早めに取り入れておくことで、将来の関節トラブルを防ぐ手助けになります。

参考:Lascelles BD et al. Cross-sectional study of the prevalence of radiographic degenerative joint disease in domesticated cats. Vet Surg. 2010;39(5):535-544.
PubMed: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20561321/

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