犬の関節炎の原因と症状・予防方法。発症したら散歩や運動はどうする?

犬の関節炎の原因と症状・予防方法。発症したら散歩や運動はどうする?

犬の関節炎は、悪化すると常に痛みを感じるようになり、散歩に支障が出たり、自力で歩けなくなったりする犬もいます。関節炎は悪化すると完治が難しいため、早期発見・早期治療が重要なポイントです。

大切な愛犬がいつまでも快適に暮らせるように、犬の関節炎の原因と予防方法、早期発見のポイント、関節炎になった犬の快適な暮らし方について知っておきましょう。

犬の関節炎とは

関節とは骨と骨が連結する部分です。その連結部分にある関節組織(軟骨など)にトラブルが発生し、炎症が起きている状態が関節炎です。

■関節炎の犬にみられる症状

・階段や段差で歩くのを嫌がる
・足を引きずって歩く
・歩幅が小さくなる
・散歩に行きたがらない
・散歩のペースが遅くなる
・散歩中に座り込んでしまう
・家の中でも遊びたがらない
・寝ている時間が長くなる
・起き上がる時につらそうな様子を見せる
・足を触ると嫌がる、攻撃的になる

早期発見のためには、日頃から愛犬の歩き方や行動をよく観察することが大切です。少しでも気になる変化があれば、まずは動画を撮影して獣医師さんに相談してください。

また、足をひきづっていた犬が、数日後になにもなかったように元気に歩き出す場合があります。治ったと思って安心してしまいがちですが、 慢性化した痛みに犬が慣れてしまっている可能性があるため、注意が必要です。

関節炎は悪化すると完治しないため、早期発見が重要。治ったように見えても、一度動物病院で診てもらうとよいでしょう。

関節炎の原因と予防

関節炎は加齢が原因となる場合もあり、完全に予防するのは難しい疾患と言われています。だからこそ、原因と対策を知って愛犬の健康を守りましょう。

関節炎の主な原因

・激しい運動・肥満など関節への負担
・生活環境
・加齢
・疾患

運動・肥満など関節への負担

関節炎の予防で最も大切なのが、適正体重のキープです。体重が増えすぎてしまうと、関節に負担がかかる上、怪我をしやすくなります。

過度に激しい運動も関節への負担が大きく、関節炎の原因となることがあります。

生活環境

フローリングなど滑りやすい床や大きな段差が多い環境で暮らしていると、関節への負担が大きく関節炎を引き起こしやすくなります。滑り止めのマットを敷く、段差にスロープをつけるなどの対策が必要です。

加齢

老犬は関節炎になりやすいと言われていますが、老化現象とよく似ているため飼い主さんが気づかないまま放置し悪化してしまうケースも多くあります。飼い主さんの独断で老化が原因だと判断せず、ささいな変化でも動物病院で相談することが大切です。

疾患

膝蓋骨脱臼(パテラ)や股関節形成不全など、関節に疾患のある犬は関節炎になりやすいため、注意が必要です。

関節炎の治療

一度、関節組織が壊れてしまうと、元には戻りません。そのため、「痛みを和らげる」「進行を遅らせる」ための治療が行われます。

炎症や痛みを抑えるための内服薬や注射、生活習慣や食生活の改善、ストレッチやマッサージなどの他、肥満が原因の場合はダイエット指導などもあります。

関節炎の犬の散歩と運動

関節炎の犬は、毎日の生活へのサポートが必要になります。なかでも、散歩や運動はどうしたらいいのか不安という飼い主さんも多いでしょう。

犬が行きたがった場合には、散歩に出ても問題はありません。一方、痛みがあり歩きたがらない犬の場合は、無理に連れ出さなくてもよいでしょう。とはいえ、外でしか排泄しない犬もいますよね。その場合、なるべく関節に負担のかからないコースで、短時間に抑える工夫してあげましょう。

関節炎の犬の散歩コースの選び方

・段差のない平坦な道を選ぶ
・急な坂道は避ける
・階段の多いコースを避ける
・アスファルトや硬い地面より、芝生や土の道を選ぶ

関節炎の犬におすすめの運動方法

関節炎の犬は、無理に運動をさせる必要はありませんが、まったく動かさないと筋肉は衰えてしまいます。とくに老犬は寝たきりになってしまわないように、負担のない範囲で適度な運動が大切です。

獣医師さんや犬のリハビリトレーナーに相談して、ゆっくりとした散歩や室内での運動を継続してあげましょう。動かさない筋肉は冷えて固まってしまうため、散歩や運動の前後にはホットタオルなどで温めほぐしてあげてください。

関節炎の原因が肥満の場合、適正体重に戻す必要があります。関節に負担のかからない運動でおすすめなのが、犬用プールでの水中運動です。水の浮遊力で関節への負担が少なく、全身の筋力アップも期待できます。

関節炎の犬におすすめの食事

関節炎の症状緩和と予防のためには、食生活も重要です。そのため、関節によい食材で犬の健康維持をサポートしてあげましょう。

また、どんなによい栄養素を摂っても、水分不足では有効に作用しません。とくにドライフードを食べている犬は水分不足になりやすいため、意識的に水分を与えるようにしてください。

関節ケアにおすすめの食材

鶏の手羽・軟骨・鶏皮
骨ごと煮込んだスープはコラーゲン補給にぴったりの食材です。冷やした時にゼリー状にスープが固まるまで、よく煮込むのがポイントです。

パセリ・アルファルファ・ゴーヤ

コラーゲンの生成に欠かせないビタミンCが豊富です。犬は人間と違って体内でビタミンCを合成できますが、その量はそれほど多くなく、老犬になると合成量はかなり少なくなってしまいます。

ビタミンCは、食材で摂っても蓄積されず排出されてしまうので、毎日コツコツと取り入れましょう。

アジ・煮干し・イワシ

青魚に豊富なオメガ3脂肪酸は、関節の痛みの緩和に有効です。手軽に取り入れるなら、イワシの稚魚であるちりめんじゃこを、ドッグフードにトッピングするだけでOK。老犬には、高タンパクで脂質が少なく、老化防止効果も期待できるセレンが豊富なアジもおすすめです。

サプリメントを取り入れる

日々の食事に加えてサプリメントを加えることで、関節ケアによい栄養素を効率的に取り入れられます。サプリメントは薬ではないため、飲んですぐ目にみえる効果はありませんが、毎日の継続的な摂取が関節の健康維持への近道となります。

関節ケアを強力サポートするNUTREATS

NUTREATSは、100%天然のモエギイガイオイルを豊富に配合した犬用サプリメントです。

モエギイガイには関節の潤滑油的な役割を担うコラーゲンやヒアルロン酸、オメガ3脂肪酸、各種アミノ酸などの成分が豊富に含まれています。

熱に弱く酸化しやすいオメガ3脂肪酸を壊さずに抽出する独自の製造方法により、30種類以上の必須脂肪酸を高度に精製し、食品グレードの工場で、HACCPおよびGMP基準(国際的な製造品質管理基準)の厳しい規制に従って製造されています。もちろん、防腐剤、増量剤、添加物、香料、着色料は一切使用していません。

毎日手軽に取り入れられるサプリメントで、愛犬の関節ケアを習慣に。愛犬の動ける健康を守って、いつまでも元気な日々をサポートしましょう

記事一覧に戻る