
猫の肥満による健康リスクと予防のポイント|肥満度チェックつき
年齢別平均体重

品種や個体によって差はありますが、平均的な猫の体重の目安は以下の通りです。
【猫の平均体重】
生後 0週:100g前後
生後1週:約150~200g
生後1ヶ月:約400~500g
生後3ヶ月:約1~1.5kg
生後12ヶ月:約3~5kg
猫は1歳で成猫となり、成長がほぼ止まります。この時期の体重が、適正体重の目安とされています。ただし、猫にも個体差があるため、体重だけで痩せすぎや太りすぎを判断することはできません。
そこで参考になるのが、環境省の資料「猫の肥満度チェックBCS(ボディコンディションスコア)」です。肋骨やお腹まわりの状態を、見た目と触った感覚で5段階に分けて評価します。見た目と触感で判断できるため、飼い主が愛猫の肥満度を把握できます。

引用元:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」
上記の表を参考に、愛猫の肥満度をチェックしてみましょう。BCS3が理想体型、BCS4以上は肥満体型です。「自分では判断が難しい」と感じた場合には、かかりつけの動物病院やトリミングサロンなど、専門家に相談して測定してもらってください。
肥満の主な原因とは?
食事量が多い
猫の肥満で最もよく見られる原因は、食べ過ぎによるカロリーオーバーです。摂取カロリーが消費カロリーを上回らないよう、年齢や体重、活動量に応じて食事量を調整することが大切です。
おやつの与えすぎ
市販のおやつは高カロリーなものも多く、普段の食事に加えて頻繁に与えていると、摂取カロリーが過剰になり、体重増加につながるおそれがあります。家族で猫を飼っている場合、知らないうちに複数の家族がおやつを与えてしまい、結果的に与えすぎになっているケースもあります。1日に与える量や回数を決め、家族で共有することが大切です。
運動不足
運動不足も猫の肥満を引き起こす大きな要因のひとつです。特に室内で生活する猫は、外を自由に歩き回る猫と比べて自然な運動量が少なくなりやすく、消費カロリーが減少することで、体内にエネルギーが蓄積されやすくなります。
肥満を防ぐためには、毎日一定の時間を確保し、おもちゃで遊ばせたり、キャットタワーなど高低差のある環境を整えるなどして、積極的に体を動かせる工夫が必要です。
去勢・避妊手術の影響
避妊・去勢手術を行うと、ホルモンバランスや代謝の変化により、太りやすくなる傾向があるとされています。また、猫は中高齢期になると、必要なエネルギー量が若い頃よりも減少します。若い頃と同じ食事量を与え続けると、体重が増加するおそれがあります。
猫の体重の測り方
猫の体重は、人用の体重計でもおおよその数値を把握することができます。飼い主が猫を抱っこした状態と、飼い主だけの体重をそれぞれ計測し、その差から猫の体重を算出します。
ただし、猫にとって数百グラムの違いが体型や健康に大きく影響することもあるため、より正確な体重管理が必要な場合は、ペット専用の体重計を使用するか、動物病院での定期的な測定をおすすめします。
肥満による健康リスク
肥満は、さまざまな健康リスクを伴います。見た目では分かりにくくても、内臓や関節など体のあちこちに負担がかかっていることがあります。ここでは、肥満による代表的健康リスクについて詳しく見ていきましょう。
糖尿病
猫はもともと血糖値を下げにくい体質のため、太ると糖尿病になりやすくなります。悪化すると、目や腎臓、肝臓に負担がかかり、命に関わることもあるため、早めの対処が大切です。
心臓・呼吸器の疾患
猫が太りすぎると、血圧が上がったり、心臓や呼吸に負担がかかることがあります。首まわりに脂肪がつくと、気道が圧迫されて息がしにくくなることもあります。また、肥満の猫は麻酔が効きにくくなったり、手術が難しくなることもあるため、注意が必要です。
皮膚病
太った猫はお腹まわりの脂肪がじゃまになり、毛づくろいがしにくくなることがあります。その結果、汚れがたまりやすくなり、かゆみや赤みなどの皮膚トラブルにつながる可能性も。
また、毛づくろいができないことでストレスがたまり、毛をむしったりなめすぎたりすることもあるため、太り始めたら毛づくろいができているかもチェックしましょう。
関節疾患
肥満によって体重が増えると、足腰の関節に大きな負担がかかります。高齢の猫や関節に不安がある猫はもちろん、若く健康に見える猫でも、体重増加が関節に余計な負担をかけ、将来的に関節炎などを引き起こすおそれがあります。
さらに、体重が増えることで動きたがらなくなったり、運動を避けるようになると、それにより体重が増えるという悪循環に陥りやすくなるため、早めの体重管理と日常的な運動習慣が大切です。
肥満予防は日々のケアと意識づけから
猫が肥満になるかどうかは、飼い主次第。つい甘やかしたくなりますが、愛猫の健康を守るためには、適切な食事量と運動を徹底してあげることが大切です。
まずは、現在の肥満度を正確に把握し、必要な場合はかかりつけの獣医師に相談して、無理のないダイエットを始めましょう。
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